Encouter with The Beatles

ザ・ビートルズとの出会い


東京オリンピックの年(1964年・阪神タイガース優勝の年)私は小学校6年生だった。姉兄が勉強中に聞いていた AM ラジオから聞こえてきたのがザ・ビートルズだった。次から次ぎへと日本で発表される曲は皆、新鮮だった。

1966年6月29日(水)JAL412便で日本に到着したザ・ビートルズのニュースは、白黒放送で何度もテレビに流れていた。そして6月30日の18時30分の第1回目のライヴ・ショーが、テレビにてカラー放映された。当時中学校2年生の私は、11曲30分の放送をじっと見ていたのを良く覚えている。赤いシャツに黒いスーツで演奏するザ・ビートルズはレコードと同じだった。マイクがぐらぐらしていて、歌いにくそうだった。

このマスタービデオテープはマネージャーのブライアン・エプスタイン氏によって持ち帰られた(1年後に死亡)。1970年にザ・ビートルズは解散した。行方不明だったこの幻のビデオテープは日本テレビの4年間の追跡調査で、12年後の1978年10月12日(木)19時30分から20時54分迄日本テレビ系で「ビートルズ日本公演・今世紀最初で最後・たった一度の再放送」として放映された。当時日本のビデオ・デッキの普及率は2%も達していなかったが、カメラ・ビデオ・オーディオが趣味だった私は2時間テープにCMも入れ録画した。

「ビートルズ日本公演・今世紀最初で最後・たった一度の再放送」として日本テレビは語っていたが、2年8カ月後の1980年にも同じ6月30日の第1回公演をテロップ付きで放映した(録画済)。1984年12月31日にはNHKスペシャルとして「ビートルズのすべて」を放映した。その中に1966年7月1日14時からの第2回日本公演の内、3曲を放映した(録画済)。

ニュース・ステーションでも20世紀最後のザ・ビートルズの貴重なプロモーション・ビデオとして2週間にわたり10回放映した。23時頃から放映だと言うのに、仕事の関係で5回しか録画出来なかった。

勿論、テレビ・ラジオ・映画・本・レコード・CD・DVD等にてザ・ビートルズはあらゆる所に出現した。そして2000年11月東京港区六本木の「ABBEY ROAD」にて「THE PARROTS」に出会った。ザ・ビートルズと同じ Rickenbackers (リッケンバッカー)のエレキギターに VOX のアンプ、ザ・パロッツは凄かった。こんな良い曲がザ・ビートルズにあったのかと思う程上手かった。ザ・ビートルズのCD全曲を聴き直した。